オイル・オイルエレメントの交換


 準備するもの

  エンジンオイル  

    バイク用エンジンオイル またバイクにも使用可能なオイル
  
    推奨グレード   API分類 SE・SF・SG級 

               それ以上のSH、SJ、SLグレードを使う場合はGF-1、GF-2、GF-3の表記がない物
   
    推奨粘度     SAE 10W−40 ・10W−50 ・20W−40 ・20W−50

    必要量       エンジンオイルのみ交換時      約 2.7L

               エンジンオイルとフィルター交換時  約 3.0L
   

  エレメント(フィルター)
   
    GPZ1000RX・ZZ-R1100・GPZ900Rと共通

  工具(メガネレンチ等)

  廃油を受ける器(オイル処理箱等)

  ウエス など


 私は、SUNOCO REDFOX 10W-40を使ってます。

 20Lのペール缶で買うとかなりお得です。

 REDFOXは、バイク専用に開発された二輪専用オイルで

 エステル系の100%化学合成の高性能オイルで、

 粘度は10W-40と15W-50とがあります。
 オイル吸収箱です。

 不織布に染み込ませるだけで

 オイルを固めてたり、無害化などは

 できません。

 それぞれ自治体のゴミ処理法を守って捨てましょう
 処理箱の取説を見て準備します。

 とにかく車体や周囲を汚さないように

 注意しましょう。

 オイル交換前に、走行または暖気をして

 ある程度油温を暖めます。
 
 アンダーカウルから覗くとオイルパンに

 ドレンボルト・エレメント装着ボルトがあります。

 ドレンでオイルを充分に抜いてから、エレメントを

 交換します。

   ※オイルパン前側にもドレンボルトがありますが車外マフラーを

    装着している車両は取外し出来ない
場合があります

 

 暖気又は走行後間もない場合は、オイルまた

 各部品での ヤケドに注意しましょう。

 ドレンボルト(17mm)を緩めます。
 軽く回せるようになったら、手で緩めます。

 最後まで工具でやると、工具がオイルまみれに・・・。
 ボルトが外れると同時にオイルが出てきます。

 油温が高い時は、やけどに注意しましょう

 1000キロ・3ヶ月程度使用したオイルです。
 オイル注入口のキャップも外します。

 ドレンからオイルが落ちなくなるまで

 しばらく放置します。

 また、車体を傾けたり揺らして

 オイルをできるだけ抜きます。
 次にエレメントの交換ですがドレンから

 オイルが落ちてくると、工具が汚れるので

 とりあえずドレンボルトを締めます。

 アンダーカウルは取り外した方が

 作業性が良いです。
 この時もオイルが落ちるので下にビニール袋などを

 敷きましょう。
 
 先程のオイル処理箱は高さがある為、エレメントを

 抜き取る際に邪魔になります。

 取り外したエレメントは再利用しません
 パーツクリーナーで洗浄し、乾燥させます。

 @・・・ オイルフィルタープレート(フェンス)

 A・・・ オイルフィルターエレメント

 B・・・ ワッシャ

 C・・・ オイルフィルタースプリング

 D・・・ オイルフィルターバルブ(装着ボルト)

 E・・・ オイルフィルターカバー

 F・・・ Oリング(90mm)
 スプリング・ワッシャの順番で組みます。

 Oリングには、新しいオイルを塗ります。

 損傷している場合は、交換します。

 オイルフィルターバルブ(装着ボルト)にも

 オイルを塗ります。

 ちなみにボルトの中には、鉄の玉・スプリング・ピンが

 入っております。

 
 新しいエレメント・プレート(フェンス)の順番で通します。

 エンジンの外に露出するカートリッジ式に比べ

 安いのですが、交換に手間が掛かるのが難点です。

 ここにエレメントを取り付けます。  
 エレメント・ドレンボルトを元通りに取り付けます。

 Oリングが損傷するので、強く締めすぎないように

 しましょう。

  エレメント ・・・ 20N-m(2.0kg-m)
 オイルは計って入れましょう。

 少なめよりは、多めの方がトラブルが少ないようです。

   
   オイルのみ交換時 ・・・ 約 2.7L

   エレメント交換時  ・・・ 約 3.0L
 溢さないようにゆっくりと注ぎます。
 レベルゲージでも確認しましょう。

 一度エンジンを始動させ、エンジン内にオイルを

 行き渡られた後、エンジンを止めしばらくしてから

 レベルを確認します。

 センタースタンドがないと(車体を垂直にしないと)

 正確に計れません。
 最後にオイル漏れがないか確認して作業終了です。




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