スプロケット・ハブダンパーの交換

　　チェーン・スプロケのコンバート

　　純正で採用されているチェーンはＥＫ（江沼）の５３２というサイズのチェーンが使われており、

　それに伴い前後のスプロケも５３２のサイズのものが採用されております。

　　純正チェーンは継ぎ目がなく最初からリング状になったエンドレスチェーンとなっており、

　新品の純正チェーンを交換するにはスイングアームを外すなどの大掛かりな作業となる為、

　交換工賃が非常に高くなるようです。

　　チェーンの交換の際には、カワサキ純正品よりも各チェーンメーカーからラインナップされている同サイズの

　同じリンク（コマ）数のものや、純正指定されているチェーンのサイズを適合排気量の範囲で変更（コンバート）し
　
　ワンサイズ細いチェーン（５３２サイズから５３０サイズ）に交換されることが多いようです。

　　チェーンサイズの変更（コンバート）は、設計の古い太いチェーンを使用するＺＸ-１０に、同等の強度を持つ

　細いサイズを使用することで軽量化が図れたり、チェーンとスプロケとの接触面積が減ることでフリクションを

　低減させることができるなどのメリットがあり、また５３２サイズにくらべ５３０（５０）サイズの方が

　メーカーのラインナップも多数あり選択肢が多く価格的に安いなどのメリットがあります。

　　チェーンをコンバート化するにあたり、前後のスプロケもコンバート対応の５３０サイズのものに変更する

　必要がありますが、各スプロケメーカーからコンバート用のスプロケがラインナップされており、

　チェーン・前後スプロケがセットになったコンバートキットも販売されてます。

　ただし５３０サイズのチェーンの中にもメーカーが指定する適合排気量に満たないグレードがあり

　すべての５３０サイズのチェーンがコンバートに使える訳ではありませんので選択の際は注意が必要です。

　　今回は、前後のスプロケとそれに合わせてハブダンパー（純正品）を自分で交換し、チェーンは専用工具が

　必要な為ショップで交換してもらいました。

　
　　　必要な工具

　　　　六角（ヘキサゴン）レンチ　　６�o・８�o・１０�o・１２�o

　　　　ボックスレンチ　　２７�o　等

　　　　グリース・ネジロック剤　他