キャブレターの分解・清掃



  ZX-10のキャブレターは京浜の「CVK」が純正で採用されております。

 これは多くのカワサキ車に純正採用されているタイプで、負圧によりスロットルバルブが開閉する負圧式です。

 ただ先代モデルのGPZ900R(34φ)・GPZ1000RX(36φ)に採用されていたホリゾンタルタイプとは違い

 ZX-10そして後継モデルであるZZ-R1100にはダウンドラフトタイプのCVK-Dが装備されています。
  
 キャブレターのメンテナンスは、燃料であるガソリン内に含まれた異物(塵やゴミ)や長期間体積した成分が

 ガム状になったものなどが内部を詰まらせ調子が悪くなった場合やフロートの異常によるオーバーフロー、

 また燃料漏れなどの症状が出た場合に作業を行う必要があります。

 
  キャブレターのメンテナンスをする際は下記の事項に注意しましょう。

   ・ 目的以外の分解をせず、各部品の取扱い・紛失に注意しましょう。

   ・ 必要以上に調整部分を触らないようにしましょう。

   ・ 作業の大半はプラス(+)ドライバーを使用します。ビスのサイズにあったもの、

     先の痛んでないものを用意しましょう。
                    
   ・ キャブレター内の部品を洗浄する溶剤は、ゴムやプラスチック類を痛めないタイプのクリーナーを使用しましょう。

   ・ ガソリンは非常に引火しやすい為、取扱いには十分注意しましょう。


 
  今回は、キャブレター内の清掃・点検を目的とした分解を行いました。

 素人の当方は、調整に対する知識や計測する機器がないので、パイロットスクリューや同調の調整部には触らず

 目的以外の分解・調整は行いませんでした。

 下手なメンテナンスはかえって性能ダウンにつながりかねませんので 


 準備するもの

  プラス(+)ドライバー  

  マイナス(−)ドライバー

  メガネレンチ

  キャブクリーナー

  部品を分別する皿など

 エアクリーナーボックスを取り外した状態から

   キャブレターの中にはガソリンが入っている為
 
   火気厳禁です。周りに建物や可燃物のない

   風通しのよい場所で行いましょう
 キャブレターを外す前に確認しましょう

  ギヤペダル側のキャブレター
 
   @・Aエンジンにキャブレターを固定するバンドのネジ

   (×)キャブレター同士の同調を調整するネジ

   (×)のネジは絶対に触らないこと
 
 ブレーキペダル側のキャブレター

   B・C エンジンにキャブレターを固定するバンドのネジ

   (×)2番と3番の同調を調整するネジと3番と4番の

   同調を
調整するネジ

   (×)のネジは絶対に触らないこと
 
 @・Cのバンドを緩めます(左右の上向きネジ)

   完全に緩める必要はありません
 A・Bのバンドを緩めます(左右の横向きネジ)

   完全に緩める必要はありません
 燃料ホースを外します。

   ガソリンが漏れるので注意しましょう
 ガソリンが気化するのを防ぐ為栓をしました。

   ガソリンが付着すると塗装を痛めることがあるので、

   注意しましょう。
 アクセルワイヤーを外します(2本とも)
 
 チョークワイヤーも外します
 キャブレターを引っ張って外します
 エンジン内への異物の進入を防ぎましょう

 No.2へ続く・・・


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