シリンダヘッドガスケットの交換  No.2


  

 降ろしたヘッドの接合面 
 シリンダー接合面とヘッド接合面に残った

 ガスケットカス等をスクレーパーで掃除したのち

 オイルストーンで表面をきれいにならします。

 (軽く数回撫でるようにならすだけでいいと

 思います。やり過ぎはあんまりよろしくないです)


  シリンダー側の接合面 
 ヘッド側の接合面 
 オイルストーンは十分にオイルに浸してから

 使いましょう。 
 ついでにシリンダーの中も見てみましたが

 特に変な傷や引っかかりはありませんでした
 外したヘッドガスケット

 (目視では破れ等は無かったです)
 新品のヘッドガスケットと

 サイド(ポイント)カバーガスケット
 
 きれいにした接合面にピンを二つ忘れずに載せて

 穴に合うようにヘッドガスケットを丁寧におきます

 そしてゆっくりとシリンダーヘッドを合わせピンに

 合わせて結合させます。

 後は外した逆の順番で組んでいきますが

 シリンダーヘッドボルトは隅4本と中6本の

 種類と締め付けトルクが異なりますので

 注意して組みます。

 ヘッドボルトを締めるときは3.4回に分けて

 順序良く締めましょう。
 シリンダヘッドボルトのワッシャ表裏両面に

 エンジンオイルを塗布します。


 シリンダーヘッド取付けボルト締付け順番

  @〜EのボルトとF〜Iのボルトの種類が

  異なります。同じ種類のボルトが4本と6本あり
 
  混ぜて使わないようにしましょう。

 まずは、20N-m(2.0kg-m)のトルクで締め
 
 @〜Eのボルトを51N-m(5.2kg-m)、

 F〜Iのボルトを39N-m(4.0kg-m)で

 締め付けます。  
 シリンダヘッドボルト(ヘッド内部のボルト)8本を

 固定してから@のボルトを閉めます。

  @の締付けトルク 9.8N-m(1.0kg-m)
 
  Aの締付けトルク 15N-m(1.5kg-m)

  Aのボルトは緩める必要があるのかな??

 @シリンダヘッドボルト(6mm)

 Aシリンダボルト
 
 カムシャフトやロッカーアームを点検します。

 組むときに気づきましたが1箇所カムシャフト

 軸受け部に傷がありました。

 (オイル管理が悪かったり、新車時の馴らしの

 状態等々で傷ができたりします)
 
 カムシャフトとチェーンに付けた印を合わせ、

 カムシャフトを元の位置に取り付けます。

 カムキャップボルトの位置

  カムシャフトキャップのナンバーと

  矢印の向きが一致するようにします。

  それぞれの位置の専用となっております。

  組立時、カム関連の部品にはエンジンオイルを

  塗布しましょう。
  カムシャフトキャップボルト締め付け順序 

   カムキャップボルトを均等に締め付け

   カムシャフトを固定してから、ボルトを

   規定のトルクで締付ける。

    12N-m(1.2kg-m)
 
 矢印の部分(丸い部分)にシリコンシーラントを

 塗布し、ヘッドカバーガスケット(ゴム製)と、

 プラグホールのガスケットをセットし、

 
ヘッドカバーを取り付けます。

 シリンダーヘッドボルト締め付けトルク

  9.8N-m (1.0kg-m)


    このヘッドは私(ACE)の家に転がってる

    部品取り用のヘッドですが、私には部品取りとして

    使えません。バラすと元にもどせませんから・・・


    写真撮って初めて役にたちました。(笑 
 取り外した部品を元に戻し

 キャブの同調を取って一応終了です。




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