フロントフォークのOH No.3

 アウターチューブ内の溝に、スナップリングを取り付ける
 ダストシールを打ち込む

  打ち込みには、塩ビソケット(VP40用)を使って均一に

  押し込みます。

 フォークオイルを入れます。

  今回は、サービスマニュアル通り

  カワサキ純正 G−10(粘度 SAE10W20)
 
  1リッターを準備しました。

  フォークには、一本当り419mL(分解・乾燥時)必要なのですが

  正確に計測する器がなかったので、今回は油面の高さで

  調整しました。

  @ 組み立て時に少々使ったとして、残りを正確に2つに分けます。

  A それぞれのフォークにこぼさない様に注ぎ込み、

     調整の為5分の1ほど残します

 インナーチューブを上下させ、フォーク内にオイルを

 なじませます。

  数回上下させた後、オイル内の気泡を抜く為に

  1〜2時間放置します。

  
 で、待つのが嫌なので秘密兵器?

  振動式マッサージ機を当て、オイルを振動させ

  気泡を出しやすくします。

  たぶん効果があると思います。

 空気を抜いた後、油面を測定する

  フォークを垂直に立て、インナーを一杯に縮める。インナーの

  上端から油面までの距離を測定する。

  標準値:130mm(上下2mmまでの範囲)

  注射器を使ったような専用の油面調整器があるようですが、

  定規などを使い少なければ継ぎ足し、多ければ吸い出して

  調整すれば良いので、2本とも同じ高さに調整する。

 スプリングを入れる(向きを間違えないように)

  その前に、スプリングの自由長(上下の距離)を計測し、

  使用限度の478mm(純正バネ)を下回るようであれば、

  交換する。

  ※ オイルを絶対にこぼさない様に、またゴミが

     混入しないように注意する。

 トッププラグを取り付ける

  トッププラグのOリングを点検し、必要ならば交換する。

  スプリングを押さえ込みながらトッププラグをねじ込む。
 フォークをフォーククランプに差込む

  アッパフォーククランプの上面より、15mm(標準値)

  または、従来の寸法を突き出して取り付ける。
 フォーククランプボルトを上下それぞれ規定の

 トルク(28N-m・2.3kg-m)で
締め、

 フォークを固定する

  
  
※ ワイヤーやホース類の取り回しに注意する


 トッププラグを増し締めする

  締め付けトルク(23N-m・2.3kg-m)で締付ける。

  フェンダー・スタビ・ホイール・キャリパーを元通りに組み立てる。

  各箇所を点検し、試走の後フォークオイルが漏れてなければ、完成。





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