フロントフォークのOH No.2


 アウターチューブからインナーチューブを抜きます。

  フォーク下部のアレンボルト・ダストシール・スナップリングを

  取り外した後に、アウターチューブからインナーチューブを

 上に引き抜く。

 インナーチューブからシリンダーを取り外す

  この際は工具不要

  部品の組合せ、順番を確認しながら分解する。

 分解したフォーク内部の部品

  インナーチューブ面に発生したサビを2000番の

  耐水ペーパーに洗浄油を浸したもので削り落とす。

  ※ 特にストロークする範囲内にあるサビは完全に

  取り除く。極端にサビが発生している場合は交換する。

 ちなみにアダプター(専用工具)は、矢印の部分を

 固定する為の物みたいです。
 各部品をパーツクリーナーで洗浄します。

  隅々まで洗浄したのちに、十分乾燥させます。

  部品の名称は、

  @ アウターチューブ   A アレンボルト

  B 短型スプリング  C シリンダ ?(3品はセット)

  D ダストシール  Eオイルシール  F スナップリング

  G インナーチューブ  H ワッシャ

  I スプリング

 これより組み立て

  ドレンねじに液体ガスケットを塗布し、取り付ける。

  (締め付けトルク0.15kg-m)

 分解とは逆の手順で組み立てる

  アウターチューブにインナーチューブ・シリンダーを挿入し、

  ネジロック剤を塗布したアレンボルトで締めつける。

  (締付けトルク39N-m・4.0kg-m)

 フォークオイルをガイドブッシュ全体に塗布し

 ガイドブッシュを打ち込む


  分け目のあるリング状のガイドブッシュを点検し、

  損傷や磨耗があれば交換する必要があるようですが、

  打ち込み時に古いガイドブッシュが一個必要なので、

  両方とも交換した方がよいかと。

  ガイドブッシュを打ち込むには、

  専用の「フォークオイルシールドライバ」が必要なんですが、

  今回は塩ビパイプで代用しました。

  @ブッシュの分け目が左または右に向かうように、またブッシュに

   新しいオイルシールを塗布してインナーチューブに通す。

  Aブッシュの打ち込みには、新しいブッシュを通した後に

   古いブッシュを通し、それを塩ビ水道管VU40で叩くようにする。

 ガイドブッシュを奥まで打ち込んだらワッシャを通す。

 オイルシールをインナーチューブに通す。

  @ オイルシール全体にフォークオイルを塗布する

  A シールを傷つけないように、チューブ上部に

    ビニール袋を被せ、その上からシールを通す。
 シールを打ち込む

  写真では、塩ビソケット(VU40用)を加工した物を

  塩ビソケット(VP40用)で、スライドさせながら

  叩いております。

  ※ とにかくインナー・シールを傷付けないように


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