ウォーターポンプの点検・交換

 
    ウォーターポンプは、冷却水をラジエターからエンジン内へと循環させる為の部品で、

   エンジンの動力(回転)を利用しインペラ(羽根)のついたシャフトを回転させ、遠心力による圧力で

   エンジン各部へと冷却水を送り出す。また、エンジンの回転と共に常時作動する為水温に関係なく

   エンジンが始動すると冷却水を循環させ、エンジンを止めると高温であっても停止する。
   
   ※ 低温時はサーモスタットにより流量を制限しております。

    ウォーターポンプのトラブルは、回転するシャフト部分の冷却水を密閉しているシールから

   磨耗や経年劣化により水漏れが発生し、冷却水が減ることで充分な冷却ができなくなり

   オーバーヒートなどエンジンにとって致命的なダメージを与えることになります。

    ZX-10のウォーターポンプも、生産後20年近くになり経年劣化という点では何時トラブルがあっても

   おかしくない部品の一つではないでしょうか。


    今回ウォーターポンプを点検・交換したのは、ツーリング中にデジタル水温計が

   走行中にも関わらず110℃以上を表示するようになったが、ファンは回らないという現象が発生し

   あちこち点検すると、冷却水がほとんどない状態でオイルは写真のようなクリーム状の色に・・・

   冷却水は外部に漏れた形跡もないし、もしやオイルに混ざってるのではと考え

   原因の疑いのあるウォーターポンプを点検してみました。

      
  準備する物

   ウォーターポンプ(POMP-WATER 49044-1062)

   冷却水(ロングライフクーラント) 

   工具(ボックスレンチ)等


 オイルの点検窓を見ると明らかにいつもと違う色です。
 ということで、オイルを抜いてみると・・・

 写真のようなクリームというかごまダレが・・・

 しかもなんか量が多いし・・・

 これではエンジン内部の潤滑も充分にできず、

 また冷却水もほとんどない状態だったので

 エンジンにはかなり過酷な状態だったことでしょう (^_^;)
 写真中央がウォーターポンプです。

  当然のことながら、冷却水を全て抜いてからの作業となります。

  冷却水の交換はこちらを参照
 クーリングホースを取り外します。

  ※ 写真の位置ではなくウォーターポンプに近い場所でよいかと

  ホースバンドを緩め、ホースを引き抜く
 クラッチレリーズを取り外します。
 邪魔になるようなセンサーの線は取り外します。

  ニュートラル・油圧センサー等
 ボックスレンチでウォーターポンプのネジを外します。 

  ネジは4本あり、他にウォーターパイプを固定するネジと、

  冷却水のエア抜きボルトがあります。

 取り外したウォーターポンプ

  新品交換の際はウォーターパイプを除きAssy(セット)となります。

  尚、パッキン(Oリング)はその限りではないようです。
 異常がなく再度取り付ける際はインペラ(羽根)の

 損傷・腐食を点検します。 
 ウォーターポンプカバー

  ウォーターポンプインサイドパッキンの点検をします。
 内部はこんな感じ(らしい)

  冷却水側とオイル側のそれぞれにシールがあり、

  どちらかのシールが損傷し漏れ出すとドレンから排水され


  交換の目安ともなるようです。
 
 ウォーターポンプの下側のドレン穴を点検すると・・・

  完全に詰まってます。これでは一滴たりとも排水されません。

  今回の冷却水が減りオイル内に混ざる原因は、

  冷却水側・オイル側のシールが損傷したが、穴の目詰まりに

  よりドレンから排水されず、オイル側に流れ込んだと考えられます。

  シールが損傷し、ごく微量の漏れが発生し始めた場合

  その冷却水や油の結晶・サビ・ゴミなどにより穴が詰まる

  可能性があるのではないでしょうか。
 ドレン穴は定期的に点検する必要がありそうです。

 取付時は矢印のパッキンにオイルを塗布します。
 ウオーターポンプ取付位置

  エンジン側のオイルポンプシャフトに突起(凸)があります。
 ウォーターポンプ側の溝(凹)に合わせて取り付ける。
 各パッキン類を点検し必要があれば交換します。

 また、それぞれ取付忘れないように注意しましょう。
 ウォーターパイプを取り付け、冷却水を入れた後

 水漏れがないことを確認して作業終了



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